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2009年7月10日 (金)

港湾人、ガードマンから学んだこと

 これから8月に向けて、暑い日が続くことでしょう。直射日光が当たる中で、じっと立っているガードマンを見かけると、ついつい『暑い中、どうもお疲れさまです』と声をかけたくなります。

 港湾人、実は学生時代にガードマンのアルバイトをしていました。ガードマンのアルバイトを選んだ理由は、今思えばとんでもない理由です。それは、ただ立っているだけで、頭も使わないし、給料もかなり良いと思ったからです。確かに、『見た目』はそうかもしれません。誰でもできそうだなと感じるでしょう。

 実際やってみると、同じ場所に直立不動で立っていることが、いかに大変かがわかります。30分も立っていれば、嫌になります。ましてやガンガンの日照りの時には。さらに、ただ立っているだけではないのです。ガードマンにも色々あり、工事現場、ビル内、交通誘導、スーパー等々に配置されます。目的がそれぞれあるのですね。ただ突っ立ているのではなく、目的を遂行するために立っているのです。(このことは先輩から教わったのですが)。

 見た目では楽そうに見えても、そうではないことはたくさんあると思います。自分で経験したり、理解をしようとすることにより、見えなかった難しさの発見ができます。この世の中には、たくさんの見えぬ難しさが転がっていることでしょう。だから、『見た目での判断』は気をつけないといけないですね。

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コメント

港湾人さんcatface
どういうわけか、今日似た様なことを実習生に
話しました。
ホント偶然ですが。

医学部の学生2名には、「医者になるんだと思うけど・・・。勉強はね、できると思う何歳でも。やろうと思えば。
でも、人生経験を積んでいくのは、とても難しくて簡単じゃないと思う。年取ればいいって物じゃなく、楽して医者になれないように、楽して歳をとれるわけじゃないよ。深みのあるイイ医者になって、【よかった、○○先生で】って言われる人生を作ってください」って伝えました。
病院ではない世界、毎日同じ事を繰り返される場を知ってもらうことで、高齢者医療を見直して欲しかったから。

知的障害のある高校生には厳しくしました。
「もう10日も実習に来ているのに何も勉強できていない。仕事をするには段取りと道具が必要。同じ作業を毎日しているのだから、最低自分が使う道具は何か、何時までに終わらせればいいかを、自分のペースで考えてごらん。仕事は簡単には手に入らない。簡単にお金を稼ぐ方法はない。
みんな責任をもって、仕事をしているんだよ。言われた仕事は終わるように。分からなければ聞くこと。忘れないようにメモすること。
道具は自分でしまうこと、そして次の日は自分で出すこと。毎日続くんだよ、明日になって忘れていてはダメ。書いたノートを見直しなさい」


知的障害があるから出来ないのではなく、1つのことを飽きずにできる方法をずっと考えていました。
直球が届かなくなっており、集中力も15分と短くなっていました。初めて叱りました。
大学生の方も現場実習なので、走り回って介護の世界を見てもらいました。
いつか独り立ちして、医者なのか研究員なのか、介護の仕事に就くのか分かりません。
でもこの実習が心に残って、あの時怒られたなぁでもいいから、悔いのない仕事をして欲しいと思ってます。

tomokoさん、おはようございます。
 港湾人の勤める物流業界においても、実習、新人研修があります。いただいたtomokoさんのコメントは、ぜひこちらでも活用したいです。どの業界においてもあてはまる普遍的な内容だと思います。大変貴重な、メッセージです。ありがとうございました。
 今、港のことを文章としてまとめ、一冊の本を作っています。その本の中で、『港で働く人間の基本的姿勢(ポートマンシップ)』というタイトルの章を研究会で発表します。その際に、頂いたtomokoさんのコメントを事例として、是非活用させていただきたいと思います。

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